お久しぶりです。
くぜです。
昔のお話を今日は記事にします。
日付は、2018年10月13日。
本当はタイムリーに記事にしようと思ってたんですけど、気力がありませんでした。自分の記憶の中に留まることになりそうでしたが、今年も参加することにしたので、書く気が復活しました。
なので、こんな方々へ向け記事を書いていきます。
- 初めて参加される方
- 他の参加者が何を考えて歩いているか気になる方
- 金払ってなんでただ歩くなんてことするか理解不能な方
- そもそもどんなウォーキングイベント?
- 準備するものは?
- 【動画あり】スタート前の雰囲気
- 【動画あり】26km付近の心境
- 夕方、ラグーナ付近
- 言葉、思考の力
- 三種の神語「ありがとう」「大好き」「愛してる」
- 今年2019年に参加する人へ
そもそもどんなウォーキングイベント?
イベントの名前の通り100kmを徒歩で完歩するイベントです。期間は2日間で、32時間くらいだったかな。一応各所にチェックポイントがあって、何時までにそこを通過できなければ失格になります。なので、好きなだけ休憩できるわけではありません。
準備するものは?
- 厳しい心境にも耐える気持ち
- お金(途中のコンビニなどで買い物するため)
- 防寒具、雨具
- 音楽
【厳しい心境にも耐える気持ち】
99.9999999%の人が足が痛くてしょうがなくなると思うんです。歩き始めた時よりちょっと痛いくらいで、翌日も支障なく歩ける人がいたら連絡ください。後半からは【三河湾チャリティー100km痛い痛い足痛い大会】にタイトル変更となります。あとで動画でも言ってますが、痛いの当たり前です。もう一度言います、痛くなります。その痛みと付き合いながらゴールを目指すイベントです。
ゴールする、しないは別として
痛くならずにこのイベントを終えることは果たして意味があるんでしょうか。
普段とは全然違う心境になり、新鮮な気持ちで日常に戻ることがこのイベントの意味かなと自分では理解しています。
泣いてもいいです。途中立ち止まってもいい。休憩すればいい。こけてもいい。
またその後、歩いてください。自分に負けないで。
【お金】
歩いている途中、買い物ポイントは、コンビニくらいしかありません。特に深夜になるとコンビニしか空いてません。自分が途中で補給したのは、飲み物、食料、カイロ、バンドエイドくらいかな。
【防寒具、雨具】
去年は、雨が夜に降り出しました。これはマジで最悪。休憩して座るとすぐに体温が下がるし、ブルブル震えてしまいました。服も濡れてなかなか体温が上がりません。服装の準備不足もあって、ゴールした時はスウェット履いてます(笑)防寒としてスウェット持参しました、なめてますね。今年は、準備をしっかりして挑みます!
【音楽】
音楽が気が紛れるし、必要かなと思います。お気に入りの音楽を持ち込みましょう。自分はEDMを聴きながら歩いてました。
【動画あり】スタート前の雰囲気
一人で初参加だったので多少の緊張がありました。基本なんでもできる気持ちで挑むのでなんとかなると思ってます。完歩は絶対。できれば24時間以内。を目標にしていました。結構団体さんがいて羨ましいと思いました。仲間がいるのいいな。今年も一人参戦だんですけどね…。
【動画あり】26km付近の心境
朝は寒かったけど、日が登るにつれ暑くなってきました。10月とはいえ運動している以上汗がでます。 6時間で26kmくらい歩いてた模様。この時点で、体の楽さを感じたので24時間以内に完歩することを目標に設定。
夕方、ラグーナ付近
蒲郡のラグーナを過ぎたあたりから、靴の中に小石が入ってる違和感を感じ始めます。実際に靴の中を確認しても入っていません。豆です。ここから急激に歩くスピードがダウン。ここで辛い、痛い、という言葉で頭の中がいっぱいになります。そして、一人。孤独。どんどん後ろから抜かされる。競争じゃないけど、抜かされるのは自分は嫌でした。人を抜くという優越感も歩く気力に繋がります。この時間が今思うと一番嫌でした。
ただ、この時間があったからこそこれからまだまだ歩き続ける上で、大切な考え方を思いつきました。というか気づいた。
言葉、思考の力
ここから少し精神的なお話をします。ちょっと!怪しいと思って閉じないように!
足の豆も痛いし、豆以外も足痛い痛い状態。ここで自分はこの「痛み」を好きになってやろう!と考えました。頭の中で考える。考えるだけでなく、言葉にする。
大好き、大好き、大好き。
つぶやきながら歩きました。そうすると痛いんだけど、我慢できるレベルの痛さに変換されたような気分になり、歩くスピードも元どおりになっていきました。一種の自己催眠状態だと思うんですが。そうすると、次に自然と「愛してる」という言葉が思い浮かんできました。日本人は、愛してるって中々使う機会ないと思うんですが、欧米文化では普通ですよね。親に、恋人に愛してるって伝える。あいさつみたいに気軽に。洋画とか海外ドラマ、オーストラリア留学を経て結構自分はこの「愛してる」という言葉を受け入れてます。
愛してる、愛してる、愛してる
頭の中で、思い浮かぶ人に伝えていきました。
愛してる、と。
ここまでくると痛みのことは、そんな重要なことではなくなります。愛してるって言ってる方が、心地良いんですよ。痛いなんて考えてるより。だから「ありがとう」という言葉も口にしていました。その結果、どうなったかというと、スタートした時と同じくらいのスピードで歩いていました。自分を抜かしていった人たちを再度抜かして。不思議な気持ちでした。
三種の神語「ありがとう」「大好き」「愛してる」
この言葉を何度も何度も呟き、言葉にし、ボロボロと嗚咽しながら途中歩いてました。幸い、雨だったのでそんな目立たなかったと思いますが(笑)言葉の力を改めて感じました。例えるなら、ドラゴンボールで悟空が元気玉を作っているシーン。世界中のみんなが自分を応援してくれているんだ、実はみんなと繋がっているんだ、という感覚。あなたのことみんな応援してくれてますよ。
【動画あり】60km地点の心境
今までの動画で一番声出てます(笑)みんなヘトヘトになりながら歩いてる中、軽く歩けてて気持ちよかったなあ。ボロクソ泣いた後なので、スッキリした表情。
【動画あり】ゴール直前の心境
小走りしてます。途中までこのペースでいけば24時間以内いけるでしょと思っていました。が、やはり精神はついてきても体の方がついてこなかったようで、ペースダウン。途中あきらめかけたのもあり、結構タイムロスしました。しかし、せっかくまだ24時間以内を狙えるチャンスがあるのに、諦めてどうする。いけよ自分。と奮い立たせそこから小走りペース。なんとかゴールしました。
歩行時間:23時間38分
見事達成しました。
自分で決めた目標を達成するってマジで気持ちいいわ!
ということで、今年は少しでも歩行時間減らせるように歩こうと思います。もちろん三種の神言葉も言いながら。
今年2019年に参加する人へ
自分より早い方、遅い方、去年ゴールできなかった方、初参加の方、いると思います。参加して何を得たいでしょうか。達成感、仲間とのつながり、勇気など。ただ参加する、ではなく普段はあまり考えないことを考えて参加すると、あなたにとって素晴らしい気づきがあることでしょう。それが自信につながり、あなたの人生がより豊かになることを祈ります。
読んでいただき、感謝。
ありがとう!大好き!愛してる!