くぜらしく

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夢みる小学校を観て感じたこと【内容に触れます】

みなさんお久しぶりです。

くぜです。

映画とか本とか人と話して頭の中で考えることがあるんですが

その時だけで考えたことが終わってしまって後々何を考えたか覚えていない、そもそもどういう話だったかや内容を覚えていないということになりがちなわけです。

ということで今日見た映画について書き、少しでも記憶にとどまるようにしていきたいと思います。

 

最初にどんな映画か知りたい人はひとまずこのページを見てみてください!

www.dreaming-school.com

 

 

 

映画を知ったきっかけ

現在働いているところが、教育系の職場です。まあ、そういう場所にいると教育に関するイベント情報が入ってきます。なので知るべくして知った感じ。逆に教えてもらわなかったら知れなかったんじゃないかと思います。前売り券でお安かったのもそうですが、全国の色々な教育事例を知っておくのは今後の仕事に役立つと思い、見に行こうと思いました。

観る前の印象

予告があったので見てみると、なんとも「普通」ではない学校のドキュメンタリー映画のよう。普通ではないからこうやって取り上げられるんだろうけど、日本でこんな学校が存在できるんだと思いました。高校でも探究学習がもうすぐ始まりますが、一般的には週に2時間あれば良い方。けれど、この映画の子どもたちは常に探究しながら学校生活を過ごしている感じです。予告の中で言っている未来の学校の姿はあながち間違っていないと思います。

 

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実際に映画を観た感想

小さい劇場で上映されていましたが、半分以上の席が埋まっていて意外でした。親子で観に来ている方もおり、正直どういう気持ちで見に来てるんだろうと思いました(笑)いや、ネガティブな意味じゃなくて、今後の子育てにどう活かそうとしているのかとか気になっちゃいました。

全部を書くつもりはないので、記憶に残っているものをいくつか書いていこうと思います。

「先生」はいない。「大人」がいる。

職員室はあるみたいです。けれどそこはザ・職員室というよりは「交流室」。ボールで遊びながら職員室に入ってくる様子、「大人」の膝にのっかって話している子どももいました。「大人」たちの中には、元教員の方もいます。映画の中では、指導ではなく伴走をしていく姿が描かれていました。昨今のトレンドみたいになってる「伴走」。果たしてできている教員がどれだけいるのか。日本にはまだまだ子どもに命令をして、成績が良くなることにこだわって接している教員が多い印象です。教員というよりも教育システムが原因なのでしょうか。

通知表を出す義務はない。

これは自分の勉強不足なのでしょうが、えーーーーー!?そうなのーーー!?って静かに思いました。そうなると内申点とかもこの学校にはないのでしょか。小学校に関しては、すべて言葉で子どもたちの成長を伝えているようでした。数字で評価した方が、教員としては手間がかからず助かりますよね。評価がないなら何を目標に学校生活送ればいいの?偏差値的にどうなの?そんな疑問を持った人がいるかもしれません。もうその思考自体がこれまでの学校教育の考え方に侵されてますね。この学校の卒業生の高校での成績を追った結果が映画の中で紹介されていました。母数が200以上ある中の平均25位だそうです。主体性を持った人たちは、自ら何が必要か理解して行動して、トライ&エラーを繰り返す。このサイクルが勉強の中で自然と繰り返されているのだと思います。主体性っていうのは、この学校の普通に見たら遊んでいるように見える体験活動(探究活動)の中で培われたのは間違いないと思います。

大人が勇気を出す

自分もこういう学校が増えたらいいなと思います。劇場にいた大人たちもそう思っていて欲しい(願望)。子どもはどう思ったのか気になるところです。こういう学校が増えるために一番必要なことは、新しいものを受け入れる「大人たちの勇気」だと思います。保護者、先生、地域の人たちに全員に必要なこと。受け入れる勇気、はじめる勇気(なんか嫌われる勇気みたい)みたいなものをもたなきゃ始まらないんじゃないかと思います。こういう学校いいよねと思っても、劇場は非日常であり、日常に戻ったら変わらない日本の学校があるわけで。今すぐ変えられないのが悔しいですね。この夢みる小学校は私立の学校だそうです。地域の住民の要望で、設立に繋がっているみたいなことが話されていました。仕事柄何か学校教育に貢献できることがあると信じて自分も行動していこうと思います。日常に飲まれず、いつもの疑問を持ちながら行動していきましょう。

www.dreaming-school.com

 

みなさんもお時間あればぜひ劇場に観に行ってみてください。

具体的な事例が見られて、未来の学校をイメージできるはずです。

 

ではまたー!